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世界の・・・

 

 初秋の雨にアヴァロンが似合う。当時はロキシーミュージックなんてまるで眼中になかった俺なのだけれど、タイトル曲だけは妙に耳に残っている。おそらくその頃はこれがよくかかっていたのだろうと思う。82年と言うから、俺が19歳=大学一年の頃のこと。田舎から出てきたばかりのくそガキにはちょっと早過ぎるサウンドだったのかもしれない。

 

 あれから三十数年、この輪郭も曖昧な浮遊感とでも言うべき響きは、なんだかわけの分からぬ退廃感から、今は解放感とでも言うべき心地よさに変わった。不思議なものだけれど、それこそが普遍性なのかも。

 

 

 「世界のマイティアロウ」なんてまるで手羽先みたいなコピーを冠されるルアーがかつてあった。まあ、好意的に解釈するに、それは「日本のトップウォーター」と言うとてもとても小さなシーンであれ、そこに確かにインパクトを残したと言うことだと思う。曲がりなりにも当時持っていたそのインパクトを後に伝えようとすると、うちのような小さなメーカーの場合は作り続けることしか手段がない。つまりは継続すること。たった20年で普遍性は語るべくもない。

 

 それにしても、今回のMighty Arrow 20th Classic Colorsを見て、懐かしいと感じてくれる人がいるなら、これは嬉しい。そして見たことのない人には、新鮮味を感じていただけるなら、なお幸せだ。

 

 

 pesca depotのシンタロウのブログにこのMighty Arrowのことが書いてある。「とにかく釣りまくりました」という言葉は今では信じ難いかもしれないけれど、これ大袈裟ではなく本当である。嘘だと思うなら、その頃からのトップウォーターファンに聞いてみて欲しい。例えば琵琶湖じゃこれを投げると聞こえる、チャリチャリという独特の音が他のボートから聞こえるなんてことはままあった。ロクマルの実績だって一つや二つではないはず。そのくらい釣れた。

 

 同じくシンタロウ・ブログの続きにある

「何かにぶつけてリアペラの片方だけが偶然にも内側に曲がったらしく、今まで以上にヒュルヒュル音が強くなりバイトラッシュ!元木さんもマイティーアロウを投げているのに、自分のマイティーアロウにばかり反応があるのでした(驚)」

これもよく覚えている。というか、忘れもしない。こういうことの方が、人は覚えているもんだ。

 

 ちょっと変わった音を出すやり方はこれだけではなく他にもあって、それぞれがそれぞれの音を工夫したものだった。音の効果をユーザーにも、そして作り手にも少なからず意識させたという意味でも、このプラグは一定の役割を果たしたと思う。

 

 もちろん今でも俺の場合はフィールドでこのプラグ、あるいはここから派生したプラグを手に取ることが少なくない。

 

 Mighty Arrow 20th Classic Colorsはもうすぐ出荷。ご予約は津波ルアーズ取扱店にて明日まで。

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