理想について、ジャンボリーについて

 

 タイミングを決して逃さない、まるで必殺仕事人のような仕事っぷりのマニア谷口から、毎度毎度の投稿が届く。Niva Rantは去年リリースしたWスウィッシャーで、これの少し小さいヴァージョン=Nivazinho Rantがもうじき出るとあっては、その前にこれで1本釣るというのが彼のルーチンである。俺より確かな営業活動にはいつも頭が下がる。一度や二度ならわかるが、これはもう何年越しかわからないくらい継続しているのだから。

 

 Niva Rantはほとんど理想的なWスウィッシャーであると書いたが、ルアーに(あるいはリールにもロッドにも)パーフェクトはないわけで、理想的なNiva Rantの補いたいと思う部分を形にしたと言ってもいいのが、このNivazinho Rantだ。どちらも持っていればさらに理想に近づくと思っていただこう。

 

 理想を思い描くこととパーフェクトは根本的に違う。パーフェクトなんてないし、あったら面白いことは何もない。五十鈴リールの林氏の言葉を借りるなら、そこにあるのは誠実に信念を持って作られているかどうか、である。例えばMade in Chinaと聞くと、頭から粗悪と決めつけてしまう人がいるけれど、そうすることは極めて簡単であるし、愚かしいことである。肝心なのはそこに信念があるかどうか、少し言い方を変えるならスピリッツがあるかどうか。

 

 

 さて、津波ジャンボリーの申し込み締め切り(8/25)まで9日ほどとなった。最近いくらか問い合わせがあったので補足を。

 

 大会(津波トーナメント)に参加するにはボートやカヤックを持ち込む必要があって、それには車で来なくてはならず、遠方から来る場合はこれがちょっと難しい。でも行きたい。電車や飛行機を使って行こうとすると、果たして方法はあるのか?

 

 そこで考えたのが、こっちでボートやカヤックを用意すること。しかし、これはよくよく考えると、キャンプ場からボートやカヤックの上げ下ろしが出来ないので、キャリアの付いた車も必要となる。これもちょっと難しい。

 

 もう一つはレンタルボートを利用すること。琵琶湖ならばレンタルボートはいくらでもあるので、それならばボートの上げ下ろしについて考えなくてもいい。問題なのは駅からキャンプ場までと、それからレンタルボート屋までの移動手段。これにはレンタカーはいかがでしょう?これならキャンプ場に乗り入れて車中泊も出来てしまうから一石二鳥。ボートとレンタカーの手配はセルフということになりますが・・・。ちなみにカヤックを貸してくれるところ(Doit~!←ここなら紹介しますのでお問い合わせを)もあります。

 

 それから持ち込みボートなんだけれども一人なので参加を躊躇してしまっている人もお問い合わせを。一人でジョンボートなら、他にも一人で参加したい人を便乗させてもらうことも出来るし、そうすれば上げ下ろしも楽になります。あるいはそもそも持ち込みボートで一人で参加の人、一人なのでカヤックで参加するけれど、ボートも持っていて誰か便乗してもらっても構わないという人もお知らせいただけると助かります。

 

 なお、トーナメントに参加しない人で、午後からのデイキャンプ&キャンプに参加して展示即売やライブのみを楽しみたい方はこの限りではありません。あ、それでも遠方からの場合はレンタカー利用はいい方法かも。

 

 参加したいと思っている人が一人でも多く参加できますように。ジャンボリーの詳細および申し込み&お問い合わせフォームはこちらhttp://www.tsunami-lures.com/event/jumboree2018.html

| - |
いつも突然

 

 ふと思いつくってことはあるもので、今朝方目覚め時に突如去来したアイデアを今日は試してみる。その昔、塗ったことのあるカラーリング、これをジャンボリーの限定でという魂胆だ。突然にしてはそこそこ上手くいったので、ジョニーにコーティングをことづけておいた。20年もやっていると、知らない間に備蓄されたアイデアはあるもんだ。

 

 HEADZに蓄積されたアイデアにもちょいちょい感心するが、今回のNivazinho Rantの別注はかなり可愛らしいと俺は思っている。しかし、OIKAWA ♂なんてことを、どうしてわざわざ文字で書くのか、昔の人は不思議なことをしたもんだ。おかげでこれにはちょっとした苦労をさせられた。

 

 

 pesca depotの別注はもうお馴染み。何度も書くが、これはもうまるで7個目のレギュラーカラーである。もちろんこれをコレクションしている人だっているはず。

 

 

 負けてはいられないレギュラーカラーである。20年だから、TSBなんてもう年季が入り過ぎて一旦は止めてしまった時期もあったのだけれど、このところまたしても塗りたくなって登場する機会が多い。

 

 何度も書いたから知っている人も多いのだけれど、ずいぶん昔に、まだ道楽にいたフジワラから「あのギターのカラーってなんて言うんやったっけ?」と電話があって、それに「サンバースト」と答えて以来塗っているのがこのカラーである。もちろんやつはその当時それっぽいカラーを塗っていたわけなのだけれど、それがどんなものだったのか、実は俺は知らない。でも、まあ、パクリと言われればそれまでではある。津波ルアーズが最初と本当は言いたいのだけれど、残念ながら二番目。

 

 それからこのカラーリングはあちこちのルアーに塗られるようになった。それらは3番手以降と言うことになるので、いちおうことわっておく。

 

 

 カラーリングと言うと、Sukiyaki 53LCのこのカラーリング。そもそものSukiyaki 56LCのカラーリングは評判はいいし、実のところ俺自身も相当気に入っている。Sukiyakiシリーズ、いやうちのロッド全体のカラーリングにおいてもピカイチだと思う。

 

 今回リリースのSSukiyaki 53LC56LCのショートヴァージョンだから、ブランクのカラーを踏襲しようと決めたはいいものの、この配色に勝るものをとうとう見つけられなかった。色の組み合わせなんて無限だし、いくつかサンプルを巻いてもらったのだけれど・・・。そんなわけで苦し紛れにスレッドカラーの配色をテレコにしたと言うのが実のところなんである。ここだけの話。

 

 ここだけの話と言うと、HEADZと話していて今回のNivazinho RantはNivazinhoつまりは「ペンシルとしてはどうなんですか?」と聞かれた。そもそもこのブランクは以前ペンシルとしてリリースしたNiva Sの前後にプロップを付けたものだから、ペンシルとしても動かないはずはない。しかし、Wスウィッシャーに絞ってリリースするつもりだったので、今回のブランクでは試していなかったことにはたと気づく。「動くはず」とは言ってみたものの、ロットが違うせいで以前のものとは少々誤差があるし、Lリグからサーフェイスリグに変わっているので、リグ位置も変わっていれば、微妙なウェイトバランスだって変わっているから、試してみなければと急遽ペンシルにしてテストしてみる。

 

 正直言って驚いた。以前のNiva Sよりいいかも。でかい方のNivaを「まるで磁石が反発するみたいな、半自動的スライド」と形容したことがあるけれど、それをも凌駕しそうな勢い。当然動くとは思っていたけれど、ここまで動くとは思っていなかった。なんとまあ面白いほどよく動く。普通は当然Wスウィッシャーとペンシルならウェイトバランスを変えるが、こいつの場合は奇跡的にそのまんま、つまりは前後のプロップを取るだけで構わない。裏技発見。プロップ2種類だけではなくて、ペンシルも込みで3個は持っておくべき。

 

 

 さて、そんなお盆前、事務所ではマイルズのTutuが鳴る。マーカス・ミラーのプロデュース。フュージョンという音楽を長年面白いと思うことがなく、そのうちのトップミュージシャンであるマーカス・ミラーも「マーカス・ミラーねえ・・・」と実のところ避けてしまう傾向にあった。俺みたいな凡庸な人にそんなこと言う権利はないのだけれども、面白くないと思う分にはしょうがない。ただ、これを聴いていると考えを改めねばと思う。そう言うことって徐々にではなくていつも突然やって来る気がする。

| - |
Release Info.

 

 先日来お知らせのニュープロダクト、Nivazinho RantとSukiyaki 53LCのご予約開始!各ディーラー(ロッドは当オンラインストアでも。近日中にUP予定)にて8/18まで。プロダクツにも近日中にUPしますがひとまずは下記に。お盆休みの間にじっくり眺めて決めて下さい。出荷は20日頃。

 

 うちもお盆休みいただきます。ここ最近、本当にバタバタともがきっぱなしだったので、しっかりと田舎で骨休めしたいところなのだけれど、今秋の二つのイベントに向けてHPはなんとか開設できてひと段落とは言え、準備にはまだまだ懸念する材料があったりもするし・・・さてどうなりますか。

 

Nivazinho Rant
ニーヴァジーニョ・ラント

Size : 101mm  1 1/7 oz class

アユース製
ウレタン・フィニッシュ

with Eddy Prop or Rant Prop

Hook : Dos Cactus #0

Color :
Crazy Fish Mint Green [CF-MG]
Old Snapper Chartreuse [OS-CH]
Fire Red [FR]
Tobacco Sunburst [TSB] 
Blue Gill [BG]
Skull [SKL] Glow

¥8,000 (+Tax)

Delivery 2018.8

 竿先をちょいと煽るだけで、いとも簡単に「ジャッ!」とショートジャークが出来てしまうWスウィッシャーの理想形Niva Rantの系譜を受け継ぐショートヴァージョンNivazinho Rant (ニーヴァジーニョ・ラント)の登場。
 例えばNiva Rantに反応はあるが出切らない、乗らない、と言う場合はこいつの出番。サイズを落として食い気を煽ってみましょう。
 短くなったことのアドヴァンテージの二つ目は操作性。短い移動距離でもショートジャークでアピール出来るNiva Rantに、変幻自在の鋭いターンが加わったと思っていただきましょう。シェードやオーバーハングをよりタイトに攻めたい時、これは効きます。
 もちろん、ただ引きでは、例のスニップ・トーン・システムによる特有のノイズとフラッシングがスレた魚をおびき寄せるのです。プロップはお馴染みのエディ・プロップと、いわゆるチョッパータイプのラント・プロップの2種類。
 Fire Redは火事に遭ったこの時期に、しかも区切りの年にしか塗らないカラー。ちなみに今年は火事から12年、津波ルアーズは20周年なのでこの後にも別のルアーで登場する予定です。

 

Fishing Safari CH Vol.2(動画)でも解説

 

 

Sukiyaki 53LC
スキヤキ 53LC

Glass & Carbon Composite Casting Rod
5’3 “ [Blank Length: 139cm] 54.2g
Fast Taper / Medium Action 
Color : Sparkling Mint
Lure Weight: 5/8oz~1.5oz
Original Guide [with SIC Ring] 
Original Ferrule
with Cotton Pouch

Price ¥45,000 (+ Tax)

Delivery August, 2018


 キャストからアクション、魚とのやり取りまでの心地良さを高い次元で実現する、グラスとカーボンのコンポジットSukiyakiシリーズのニューラインナップは53LC。微妙で軽快なプラグ操作を可能にし、よく飛び、そして軽い、そんな56L、そしてより進化系の56LCの血統を引き継いだショートロッド。

 ただ単に56LCをカットするのではなく、そのアクションを再現すべく、全体にグラス成分を増やしてカーボンを薄めに、しかしバットのパワーはUP、また細身であるものの肉厚を上げるなどして新たにブランクを作成。結果、テイクバックにタメはあるものの、決してスローではないシャキッとしたアクションを実現。

 ショートディスタンスを繊細に手返し良く狙う、あるいはミディアムレンジに積極的にアプローチする、使い勝手の良さが魅力。
 
 アンサンド仕上げにスパークリングミントのブランクカラー、エスプリの効いたフェルールは好評だった56LC同様。スレッドのカラーリングはメインとサブをテレコにして差別化。他のスタイリッシュなタックルとのマッチングも抜群のこのロッド、フィールドに心地よい彩りをきっと添えてくれるはず。

 

 

 本日はデヴィッド・バーンを。今年のリリース以来久しぶりにMacが選曲したこれを聴くにつけ、この人ってやっぱり妬ましいほどの才人であると、改めて思うのだ。客観的にはその才能のピークはトーキングヘッズにあったと見るべきなのかもしれないが、未だ進化して止まないのは絶対だと感じる。畑は多少違うがニール・ヤングしかり、この前見たマーク・リボしかり、ロックとはいつもそういうもの。

 

 だいたいのところ20年の津波ルアーズも、商売ベースやブームで考えるならひょっとしてピークは過ぎ去ったのかもしれない。さらにはこの先があるのかどうかも知れないけれど、未だ歩みを止めていないことだけは事実。たかが20年は、実は生まれて55年の俺のスピリッツの上にある。とか書くうち、ニール・ヤングがMy My, Hey Heyで「消え去るより燃え尽きろ」と歌った。

 

 良いお盆を。

| - |
Plugger's High !

 

 Plugger's Highのページを公開!Tsunami Jamboreeのページ共々随時更新するのでご注目あれ。

 

 Plugger's Highには何らかの形で参加いただく人物の名鑑を載せておりますが、居並ぶ怪しげな方々の中にどう見ても恐ろしい経歴の人物も・・・。いや凄いブッキングなんです。それもこれもイベントプロデューサー皮腹君の仕業。どんなことになってしまうのか、お楽しみに。

 

 そんな作業と並行して取り掛かっているのは、先日Fishing Safari CHでも紹介したNivazinho Rantと、それからSukiyaki 53LCのページとかフライヤーとかの準備。

 

 

 冒頭は初公開のNivazinho Rantのレギュラーカラーの一つ。これを見て「おっ?!」と思ったあなたは通かもしれない。そう、あの火事から今月で12年になるってことで、レギュラーカラーに2年ぶりのFire Redを塗ってみた。ソリッドなカラーリングはプラグのシェイプが映えるのだ。

 

 シェイプと言えば、Niva Rantもそうだったように、フロントがこういう形状のせいでプロップが少し下を向く。これがちょっとした味噌。この角度とプラグ自体の3D形状のおかげでジャークに過大なパワーを必要としないということになっております。

 

 明日明後日にはNivazinho Rant、Siukiyaki 53LC共にフライヤーをお見せするべく作業を進めているところ。お盆中にご予約ということになりそう。もう少々お待ちを。

 

 

 そうそう、トランクショーで描いたプラグは本日ようやく出荷することが出来ました。数が数だっただけに、思った以上の時間がかかってしまって申し訳ない!オーダーしていただいた皆さんには長らくお待たせ!

 

 そのトランクショーのステージとなったあのHEADZでは、8月だけに本日よりAugust SPの販売が・・・と思ったら「在庫切れ」?いやはや、そんなことならもっと作ればよかったとのご意見もありましょうが、これってほんとに一個一個かつてのAugustをハンドシェイプしていて、さらには全身にアルミを貼るなんていう面倒なことをしているので、これが限界でした。

 

 ただ、こういう小ロットのSP ver.は、夏から秋にかけてどうやら目白押しになりそうなので、どうか要チェック。

| - |
Jamboree!

 くそ、くそ、くそって思うことだらけだけれど、いいよなあって思えることもたまにはあって、だから捨てがたい、世の中ってそういうものなのかもしれない。例えばフィールドに出かけて気持ちのよいそよ風に吹かれる、その釣れなくてもいいやと思える瞬間。例えば息子のかけがえのない笑顔。きっと琵琶湖のイベントもそういうものの一つになるはず。

 

 

 Tsunami Jamboreeのサイトを公開しました。ご覧あれ。

 

うちの息子も愛用のTシャツ、まだ少しだけ在庫あります。ただしMサイズとLサイズ。

カラーによっては在庫切れ。カラーによってはXLもあり。こちらからどうぞ。

 

 

 ロバート・グラスパーがフィールドのそよ風みたいに心地よく響く。アバンギャルドと言っても差し支えない演奏もなくはないから、あくまで個人的にではあるのかもしれないけれど、イベントやらリリースに向けてまるで切りのつかない仕事の最中にひとつかみの清涼感を投げかけてくれるということは事実だ。

 

 そんなわけでこれをYouTubeで流しっぱなしにしてみる。どうやら本国ではメディアというものがほとんど出ないようで、彼を聴くにはそういう配信かライブの現場に限られるそう。むしろこの頃アメリカじゃどんなアーティストもアナログ盤ならダウンロードコード付きで売られていたり、ライブで限定発売されたりするらしい。そう言えば、マーク・リボのライブでもアナログ盤が売られていた。そういう時代なのである。

 

 こうなってくると、録音がひと段落した俺の音源もCDはやめてアナログ盤を少しだけリリースするという方向にしたい。アナログ盤欲しい人いませんか?12inchを3000円で買ってくれる人が60人くらいいたら現実的になるのですが・・・。

| - |



















































ARCHIVES

TOPICS

CATEGORIES



Recent Items