Korona with Ants

 

 Antsって一体何?って聞かれることがある。昔俺が店長をしていたことのある吹田にあったスタジオの名前がそれ。これがそのまま俺のニックネームになった。未だに音楽関係の知り合いは俺のことをそう呼ぶ。例えば中島らももステージ上では俺をそう紹介した。だから音楽をやる時にはこの名前で通している。

 

 そのAntsが参加したコロナのライブが、昨日中津の高架下でのイベントOUTINGのプログラムの一つとして。今ひとつフレーズが冴えず自身の出来に満足出来ない以外は、ほとんど気持ち良くやらさせていただいた。天井の高いコンクリートの部屋の中では、そりゃあもう反響がひどくてウォンウォンと音が回るし、恐ろしく蒸し暑くて熱中症になるかと思ったけれど、そんなことは想定済みでなくてはならないこと。こういうシチュエーションでうまくやるのが経験値というものなのにね。

 

 ちょっぴり反省しているそんな俺は、次のKoronaのライブ、10/23難波屋では少しはマシなプレーができればいいなと考えているところ。

 

 

 昨日のそのイベントではライブペイントも。俺のような人の拙いお絵描きだけが目当てではないにしろ、中には四国や九州なんていう遠方からお越しいただいて注文してくれた皆さん、まことにありがとう。大事に持ち帰って、これからコーティングを施し、リグを組んだらお届けするので少々お待ちを。

 

 それにしても、あの時間で描く量としてはあれがちょうど限界だったから、偶然ながらうまくしたもんだ。

 

 それはそうと、会場ではここしばらく会うことのなかった人たちにも遭遇。例えばルアービルダー、トップォータージャンキー内藤氏とか、それから同じくクワイエットファンク久保田氏とかと旧交を温め合う。

 

 その久保田氏は実は同い年で、妙に親近感が湧く人でもある。彼もその点はどうやら同じようで、昨日は彼から声をかけていただいた。同じ昭和38年生まれだから、38年会ということでなんかやろうよということを話したのは、彼が数年前に高知に移住する前だったのだけれど、久しぶりに会ってその話が少しだけ進む。近いうちに一緒に何かやることになるかもしれない。

 

 

 雨の夕暮れに聴くのはコロナのりょうちゃんお薦めのジェフ・ベックの新譜?!先日来あまりにプッシュするので聴いてみた。

 

 もちろん、高校時代やら大学時代にはジェフ・ベックってよく聴いたものだったが、さすがに最近はノーマークである。七十を過ぎた彼がどんなことをしているのか、思い描いていたイメージはいとも簡単に反故になる。ノスタルジーなんて微塵もなく、先進的なジェフ・ベックは先進的なまま、ところがどっこい生きていた。りょうちゃんも推すはずだと感心する。

 

 ついでに思わず旧譜を聴き直してみるつもりでWiredの一曲目から。Led Bootsなんて最後にいつ聴いたのかわからないくらい久しぶりに聴くけれど、数多のギターインストルメンタルは足元にも及ばないね。

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OUTING !

 

 搬入する荷物はそれほどでもないなんて高を括っていたら、とんでもない。テーブル、椅子、ルアー、ハット、Tシャツ、ギターアンプにエフェクターにギター etc.・・・240のラゲッジスペースは後部座席を倒して、ほぼ満杯状態である。

 

 そう、明日はOUTINGなのだ。上の画像のようなペイントを現場でやって販売するという試みは、Fishing Safari 博多でアドリブ的にやって以来2度目の試み。12:00〜16:00でやってます。定価の¥2,000up。在庫のルアーやTシャツ、ハットなんかも少し。加えて、もう直ぐリリース予定のSonic VitaやMighty Arrowzinho DP / Snip Tone、それからFishbone他の展示もあります。

 

 

 その後、KORONAMUZIK & Ants Motokiのライブは18:00から。俺は久しぶりにはりきってエレキギターを弾くのである。

 

 8月最後の日曜日を中津高架下の妙な空間で過ごすのも、ありといえばあり。

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Fishbone

 

 予定よりも何ヶ月遅れてしまったかわからないけれど、今日Fishboneのパーツが遂に遂に全て入荷した。嬉しいので仮組みしてみる。なんとまあカッコのよろしいこと。EVAもやたらと洒落て見える。

 

 近日中に注文書やフライヤーを作ったら受注という運び。同時進行でウッド部分にワックスを塗ったり、グリスを注入したり、組み上げたりという作業をここで行う。いよいよリリースは9月上旬か。待ちついでにもう少しお待ちを。

 

 

 Sonic Vitaももちろん進行中。Fishboneと同じタイミングでリリースということになるかも。このカラーは最近お馴染みのHB-SG。今回はスケールを入れてみた。いかがだろう?ぐっと凝った感じになったと思うのだけれど。

 

 

 今週末に迫ったOUTINGのデモンストレーション・セール用のサンプルも完成。こんな感じのペインティングを、お買い上げの要望があれば現場でやるつもり。

 

 

 今日の宵のBGMはモレーノ+2。オリンピックが終わったばかりのブラジルの音楽。かなり気に入っている。

 

 御大カエターノの息子のモレーノは、MPB新世代ということになる(よくよく見てみればこれももうかれこれ11年も前の作品になるのだけれど)。ただ、ここには例えばアメリカの同世代(?)に見る行き詰まり感のようなものは微塵もなく、その伸びやかでみずみずしい感性は未来さえも感じさせてくれる。聴く側にもなんだか希望が湧いてくるのだ。いろいろと社会的な問題が取り沙汰されるブラジルも、音楽的には健康であるということか。ん?だからこそ、音楽は健やかなのか。

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十年

 

 昨日であの火事からちょうど十年である。それならその日にブログに書けばいいようなものの、奇しくも昨日は原因不明の熱が出て、胃が痛かったり、腹を下したり、そんなわけで1日自宅で寝込んでいたのでそうもいかなかった。疲れが溜まっていると思っていたら案の定。どうやら8/21という日は俺にとっては鬼門のようだ。

 

 今では知らない人も多いと思うけれど、十年前の昨日、うちの工房が火事に見舞われた。当然なにもかもが燃えた。けが人が出なかったことだけが不幸中の幸い。ユーザーや周囲に助けられしぶとく蘇った今では、あれがリセットにも転機にもなったと言えるのだけれど、当時は心底困ったし、いったい復活は叶うのだろうかと不安にもなったものだ。なにせ火災保険にだって入ってはいなかったのだから。

 

 それにしても、あれ以降もいろいろあったわけで、いわゆるバスのトップウォーターがあの頃より盛り上がっているのかというとそうでもないのに、その前を含めて二十年近くも本当によく続いていると自分でも感心する。賃貸マンションの一室で木片をカッターで削ることからスタートしたブランドがである。にもかかわらず、そんな記念の日に合わせて特別何かするでもないというのも津波ルアーズらしいといえばらしい。忙しさにかまけてそうもいかなかったというのがその実ではあるのだけれど。

 

 というわけで、考えてみた。火事から一年目にTobaccoというプラグにFire Redと題して赤一色を塗ったことがある。その後、二年目にはMighty Eddy MiniにFire Redを塗った。記憶が正しければそれ以降塗っていないと思われるこのカラーを、十年目に再登場させることにする。それが上の画像。ルアーは近日2ndリリースとなるSonic Vita。サインとは別に手描きで不死鳥よろしく鳥の絵を入れてある。

 

 

 21日のその日に唯一来た投稿はマニア谷口からだった。彼が十年を意識しているかというと、おそらくそうではないだろうから、そうなると余計に因縁めいたものを感じてしまう俺だ。彼は最もと言ってもいいほどの古参のユーザーである上、画像に写るプラグは初期からのフラッグシップモデルの一つであるBeat Kingなのだから。

 

 

 そんな昨日をやり過ごし、今日は事務所で仕事。ここぞとばかりに鳴らすのは、俺にとってのトランキライザー=ビル・エヴァンズである。十年前ならビル・エヴァンズはもちろん、ジャズなんてほとんど聴いてなかった。十年あれば音楽の趣味だって多少は変わるということだ。

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オルタナ

 

 お盆休みは昨日で終わったのだけれど、いろいろとあったせいか、それとも暑さのせいか、あるいはその両方か、疲れが抜けないどころか溜まってしまっているようで、どうにも体がだるい。それでも誰が仕事を代わってくれるでもなく、仕方なく今日は事務所へ赴く。観葉植物に水をやり、溜まったメールを読み、通販の発送をし、届いたサンプルを確認して修正をかけるべく電話をし・・・雑事をこなすうちあっという間に1日が終わるのだった。

 

 

 そうそう、先日も書いた上のムック本がうちの事務所にも届いていた。トップウォーターの専門誌なき今、なかなか貴重な本だし、ここにしかない情報もあると思うから、立ち読みなんかしないでどうか買っていただきたい。津波ルアーズ元木はこの春に行ったメキシコツアーのレポートに登場しております。写真中心で雰囲気もよろしいです。(言い忘れていたけれどDVDも付いていて、ここにも俺は登場しております。ちなみにこれはALVANのDVDのダイジェストなので、これを持っている人にはあまり面白くはないとは思うけれども、それにしても最近の雑誌っていうのは付録が豪華です)

 

 「雰囲気」というと、「雰囲気」とか「スタイル」偏重ということが取り沙汰されるのがトップウォーターの世界で、それはそもそも「釣果」優先のトーナメントの世界のカウンターに位置していたわけで、だからこそのオルタナティブだったわけなのだけれど、この頃はそのまたカウンターとでも言うべき風潮があって面白いと言えば面白い。というようなことも垣間見える本です。

 

 ちなみに、津波ルアーズは未だにあくまでオルタナティブのつもり。

 

 

 イーストL.A.の雄ロスロボスも、そもそもチカーノというマイノリティの中から登場したオルタナティブだったわけで、歳を取ってなお彼らはそのポジションを堅持しているのではないかと思う。今日はそんな彼らのサウンドが印象的だった。

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